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7月2日(日) 晴れのち雷雨、夕立のある夏 |
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■友人から、あの小説いいよ、と言われ、気になっていた『長崎ぶらぶら節』を、骨董通りにある小さな本屋で購入した。序章に目を通したところで、のめりこみそうだったので、本を閉じた。今は仕事優先。なかにし礼作、1999.11.30、文藝春秋社刊。 そう言えば…… 思案橋から福砂屋をやり過ごし、左に折れて路地に入る。すぐに坂が迫ってくる。細かい階段を上りきる途中に下宿屋があった。長崎丸山町。置屋を少しばかり改築したものだが、隣り部屋の息遣いまで聞こえてきた。朝、顔を合わせるのが最初は気まずい夜もあったが、坊ちゃん元気かねえ、と、からかわれ、すぐに打ち解けることができた。年老いた宿の女主人は週末になると化粧が濃くなり、どこぞへ出かけていく。枯れ枝ん、毎週生き返るごたっぞ、とみなにからかわれ、女主人もまんざらでない風だった。こんな暑い日はパンティ丸出しで突っ伏して寝ている女たちだった。材料力学も、旋盤実習の時に嗅ぐ焼けた油の臭いも好きだった頃。それよりずっと昔、あの丸山であった話が「長崎ぶらぶら節」に書かれている |