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2001年8月9日(木) 長崎原爆記念日/黙祷す |

●ミュウミュウと子猫が今夜も鳴いている●
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■長崎出身者が癌や白血病を発病する確率は、他県出身者と比較して数十倍高い、という統計がある。原爆の影響がないわけはない。今日は、長崎に原爆が落とされた日。黙祷す。 ■数日前のことだった。ミュウミュウと子猫がなく声が部屋の中まで聞こえてくる。家の周りを調べてみた。声がするほうに歩いていくと、ほんの数センチほどの黒猫が一匹、隣家との塀の間で泣いていた。目もまだ開いていない。体をよじったり、両足を弱々しく動かしている。■この暑さでは、放っておくと死んでしまうに違いない。助け上げたところで、こんな小さな乳飲み子を育てる自信はない。はたと困り果てた。■しかし、そんなこと言ってられない。塀に右足をかけ、塀の上に這いつくばった。右手を下に伸ばしかけたとき、誰かが見ている視線を感じた。顔を上げると、塀の間の草むらの向こうから、二匹の猫がこちらを見ている。■「あ〜た、私たちの子供に何すんじゃい!」と、怒っている。傍には二三匹の子猫が母親にすがりついている。そうか、この子はお乳の順番待ちだったのか。だったら、もう少し近くに置いとけよ、心配させやがって、と今度はこちらが腹が立つ。面倒に巻き込まれず、ホッとひと安心して塀から下りた。■それから毎日、ミュウミュウという子猫の鳴き声を聞いている。たまに覗いてみると、みな元気にしているようだ。父親は黒猫。母親は黒と白のブチ。昼間はたいてい親子でゴロゴロしている。今夜は、玄関で父親とバッタリ遭遇した。家賃代わりに、写真を1枚撮らせてもらったよ。 ■夕方、呼び出しがきた。AR事務所に助っ人で来ている荻島氏と、AR菊池氏と久しぶりに夕食を共にした。近くの『Caffe@DEE』も『Rojak』も満杯だったので、『Blue Note』裏にできたばかりの『adding:blue』という小ジャレたレストランに入る。どこかで見た顔もいた。お盆前の追い込みで、みなさんお忙しそう。■荻島氏と『大坊珈琲』に流れ、閉店まで話をする。カウンターの隣りに座った若い二人組が大坊さんにしきりと話かける。珈琲の香りをかぎ、珈琲を煎れるマスターの一挙手一投足を食い入るように見て、メモをとる。持参した珈琲豆をマスターに渡したりしている。■あまり熱心なので、話かけてみた。すると、珈琲店を始めたばかりで勉強中なのだという。ここの珈琲は衝撃でした、などと話す、彼らの熱い語り口は嫌ではなかった。 |