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2001年12月8日(土) 企画を広げる楽しさ、まとめる苦しさ


渋谷ハチ公前で点滅するチープなイルミネーションは極悪

■夕方六時、寿司屋の看板に灯りがついた

店が見える靖国通りで開店するのをY氏と待つ。六時ちょうど、看板に灯りがともった。店主が暖簾(のれん)をかけるのが見えた。それでは、参りましょうか、と歩を進める。打ち水された玄関前。暖簾をくぐり扉を開けると、「いらっしゃい!」と店主が声をかけてくる。我々の後から、数名の客とおぼしき人たちが、どこからともなく現れ、店の玄関へと集まってきた。

神保町にある『鶴八』。板さん一人、見習い一人で切り盛りする。席は一階と二階にある。一階には5名がやっと座れるカウンター席と、階段下に2名用の畳席、二階には6畳ほどの座敷席がある。十名ちょっとで満席となる小さな店だ。

突き出しもデザートも出ない。店内にはこれといった装飾はない。とにかく寿司を食べる店だ。味もサービスも言うことなし。今夜は二階の座敷部屋へ通される。T夫妻が合流し、閉店までただひたすら何も考えることなく寿司を食った。

帰り際に、明日は閉めるので、と、しめさばの半身1本、かんぱちのかま、たこなどをお土産にいただく。

■深夜のグエル亭は賑やか

T夫妻の車でグエル亭に向かう。赤坂御所をグルリと右回りして青山通りを突っ切り、青山墓地が右に見えてきたら右折して上り、墓地の中央通りから青山橋を渡ると到着。

京都の『カフェ・ド・ガウディ』から新しく届いた珈琲を飲みながら、新しい雑誌立ち上げや執筆中の書籍の話など、それぞれが抱える問題に対して、皆ざっくばらんに好き勝手な意見を出し合う。物事をまとめて一つの形にするということは、やはり大変なことだ。

とりあえず飾り始めると身を滅ぼす。企画の目的は明確であるほどよい。効果を想定し目標を設定する。計画を練りステップごとにノルマを実行する。最終的に成否を決めるのは、勇気と感性。午前一時を過ぎた頃、解散す。

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