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■珈琲はすぐにへたる。へたった豆は油っぽい臭みを発するので、薄めの珈琲を飲みたいときは、抽出した適量の珈琲に後からお湯を注いで薄めるのが常識だ。最初から多めのお湯をたっぷりと注いで一気に短時間で抽出してもなんとか飲めないことはないが、長時間かけてお湯を何度も注ぎ込むと、例外なくまずい珈琲になる。
■とはいえ、豆を蒸らす行程を省くわけにはいかない。ペーパーフィルタであれば、最初、お湯が下に垂れないくらい少しだけ、中心にお湯を注ぎ三十秒ほど蒸らす。
■あとは、ペーパーフィルタにお湯が直接かからないように、お湯を注いでやればよい。中心だけに注いでも、中心の周りに注いでもよい。二度に分けて注いでも、一度きりで出し切っても大差ない。お湯の温度や注ぐスピードは、自分好みの珈琲が抽出できればそれがベスト。
■浅煎り豆は高めのお湯で抽出したほうが余分な酸味が抑えられ、深煎り豆は低めのお湯のほうがえぐい苦味が抑えられ、特長を活かした珈琲が味わえる。セオリーはいくつかあるが、王道はない。
■1杯の珈琲に使う豆の量は15〜30グラム。20グラム弱が標準。計量カップで2杯弱。好みによって分量を変えればよい。ただ、珈琲は分量によって味がかなり変わってくるので、自分なりの美味しい珈琲をいれられるようになったら、分量を一定にするとよい。
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