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2002年1月11日(金) こんなパーティは二度とないかもしれない


似顔絵

●ウガジン、ナニジン?●

■「MAC LIFE」が終刊する、というニュースを夜に見て驚く。
■深夜、パーティから戻り、いつものように「○○○○ネット」を覗くと、「MAC LIFE終刊」というタイトルでメッセージがアップされていた。
■「Bug New Network」という雑誌の編集者が取材させてほしいと、DTPやデザインについて細かいことを私に聞いていったのは、もう十五年ほど前の話だ。そんなマイナーな情報をあつかったとしても、雑誌として成立するとはとても思えなかった。案の定、「Bug New Network」を発刊していた会社は数ヵ月後に倒産し、雑誌も廃刊となってしまった。
■間もなく、MacintoshがDTPやデザインの現場に踊り出てきた頃、「MAC LIFE」という雑誌が創刊された。編集にあたったのはBNN。あのBug News Networkが名前を改め、組織を新しく組み直して立ち上げた会社だったらしい。
■雑誌の内容は、残念ながら、私が当時いた業界の現場ではとても使えない内容で、立ち読みする程度の雑誌だった。しかし、パーソナルな時代はMacintoshを望んだ。自然なインターフェイスとファッション性を前面に押し出したApple社の戦略も功を奏し、主に印刷・デザイン業界の新しモノ好き素人集団から絶大なる支持を得らえるようになった。理科系の感覚では玩具のひとつに過ぎなかった頃の話だ。私もMacintoshは好きだが、「MAC LIFE」の周辺に群がっていた「私、マック好きなの!」という人種とは肌が合わず、「MAC LIFE」は別の世界のお話として、こちらは別の愛しかたを続けている。とはいえ、BNNが不渡りを出し、雑誌が終刊を迎えると聞くと、寂しさは隠せない。

■「日経クリック」も終わった。
■正確には創刊以来、脈々と流れてきた誌面作りが終了し、これからは一新されたスタッフたちの手で、名前は同じだが全く異なる雑誌が作り始められることになる。創刊から88号、編集部のみなさん、お疲れ様でした。こんなに面白かった編集部を私は知りません。というわけで、こちらは終刊するわけではないが、外注スタッフも刷新されるし、創刊以来の「日経クリック」は、終わった。
■今夜はそのサヨナラパーティが開かれた。場所は、数年前、期待と不安をいっぱいに抱えた創刊記念パーティで集まった半蔵門の『ピッコロ』だった。創刊以来の懐かしい顔、顔、顔。現在はほとんどが別の編集部へ配属されてしまった旧スタッフたちが、何日もかけて丹念に作ったビデオが上映され、キャスターT嬢とY氏のコメントに皆で笑い転げる。このシナリオ、乗り、そして“間”は、このスタッフたちでなければできない。寂しさがこみ上げた。別れを惜しむ面々。二次会にはほぼ全員が流れた。三次会、四次会と朝まで管を巻いていた奴がいるに違いない。

■世代が変わる時期なのかもしれない。

■友人三人からとても長くて中味の濃いメールが、時を同じくして届く。夕方に原稿の一部を送信せねばならず、返事ちょっと待ってくれ、と返信予約メールを出し、原稿を少なめだがとにかく仕上げて送信し、そそくさとパーティへと外出したのだった。

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