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■シャワー
午前7時起床。すぐにシャワーを浴びる。
サッと体を流し、微生物とか胞子とか、夜に背負ってきた何かとか、目に見えない何かを体から剥ぎ取るように捨てる。冬に浴びるシャワーは熱めにした湯をたくさん使う。どれくらい使うんだろう、という疑問が急に頭に浮かぶ。
じゃあ、と、浴槽に栓をする。
流しただけでは体が冷たいため、体を温めるために正面から、頭から、左肩、右肩へ、腰から両足へと、まんべんなく湯をかける。少しほてったところで、シャワーを止め、石鹸をつけたブラシで体をこする。オリーブオイルでできた石鹸を使うため、頭も体も顔も石鹸はひとつだけですむ。坊主頭に刈り込んだ髪は手間が省けてよろしい。もう一度洗い流して終わる。
果たしてお湯は膝を超える高さまで昇ってきていた。
上に書いた文章は「の」を使わないで書く練習。文才だけで書ける人には必要ないが、意識的に訓練を積まないとすり減ってしまうこともある。
「の」で言葉をつなぐことが悪いわけではない。複雑な階層関係などを短い言葉で表現できて便利なのだが、安易に使うと文章が単調になったり、大事な何かを見落としてしまうことがある。英作文をさせると、「of」でつなぐ学生が多いが、これは日本語で言葉遊びをどれほどやってきたかを判別できる瞬間だ。
「の」が目立って嫌なときは、少し冗長になることもあるが、「の」に込められた内訳を表現をするとよい。想像力を広げたり、話を面白くしたり、表現する奥行きや幅を広げるきっかけになることがある。気をつけていないと、「の」を使って話を丸めてしまい、表現する楽しみや幅を自分で知らないうちにすり減らしてしまう気がする。
考えすぎだろうか?
■方針変更で書き直し開始
少し誤解していた、というか、煮え切らないまま書き進めていると、ろくなことはない。編集者からメールが届き、うなずくことしきり。そうだよなあ、そう言ってたよなあ、そうすればもっと切り口が鋭くなるよなあ…。執筆にどっぷり浸かっていると、進路が知らむ間にズレてしまうことがある。少し書き直すところはあるが、無用な引っかかりが外れて、一気に書き進めることができる気がしてきた。的確なアドバイスに感謝。
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