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2002年2月5日(火) 個展初日


本を装丁

●三十年におよぶ装丁家の仕事を観る●

■個展初日
 「島田拓史 装丁展」(2月5日〜15日)王子ペーパーギャラリー銀座にて。夜は、一次会、二次会まで。

■プロの目、プロの耳
 装丁された書籍は年代順には並んでいない。どのような考え方で分類され並べられているのか、よく分からない。気に入った書籍を手にとって紙質をみたり、開いて文字組みやフォントをみたりした。ぼんやりと眺めていても、仕事振りがいまひとつ分からないのが残念でならなかった。装丁のプロたちは、どんな目で見ているんだろう、と思った。
 もう二三度ギャラリーに通い、全体を眺めたり、一冊ずつ手にとってじっくりと五感に訴えてみることにした。そんなことを考えていたら、音楽家の恋さんのことを思い出した。
 彼から音楽CDをサンプルとして初めてもらったのは、『ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブ』だった。半年後、キューバ音楽がブームとなる。最後にもらったのは『アメリ』。聴いて聴いて聴きつぶした頃、やはり波がやってきた。紹介してくれるサウンドは、流行る曲ばかりではない。マケドニアやアフリカ、ポルトガルなど、偏った私の好みに合わせて選択してくれたサウンドもある。
 「これ、聴いてみない?」
 と、彼が持ってくるCDは私ではとても選べないものばかりだが、必ず罠にはめられたように、夢中になってしまう。わけの分からないコンサートに引っぱり込まれたこともある。プロの耳はやはりプロなんだ、と思う。

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