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2002年3月1日(金) 珈琲届く/さばけた会議と悪魔のささやき


何か青い?

●庭に何やら青い色が見えた●

■午前中、京都『カフェ・ド・ガウディ』から珈琲3キロが宅配便にて届く。さて、今回はどこに配ろう。容器に一部をうつし、残りは冷凍庫に保存する。

■荷物を受け取ったときだった。庭に何やら青い色が見えた気がした。目をこらしてみると、地面に這いつくばるように咲く青い花が見える。二輪だけ咲いている。サンダルをつっかけて外に出る。

■「偉いねえ、真っ先に花を開くなんて。勇気を振り絞ったのかい」と声をかける。「そんなこと、まったくないわ。今年はわたしがその役目だっただけ。みんなからは羨ましがられてるみたい」と、応えたような気がした。先んじて咲く花は魅力的。

■周りを見回すと、つぼみが一面に…。一昨年、土を入れ替えたおかげかもしれない。じきに庭が真っ青に埋め尽くされるだろう。このWillow Houseとサヨナラするまでには、きっと青い絨毯を見ることができるだろう。

つぼみ

皆に先んじ咲く花二輪。じきに庭が青く埋め尽くされる春●

■また遅いランチは久しぶりの『ふーみん』。コンビニ『ポプラ』で電池を買う。新しい電池を万歩計に装着すると、動き始めた。一ヶ月前に購入した万歩計は電池切れだった。電池が切れると、それまでのデータは飛ぶし、時刻や歩幅を設定しなおしたりと、いろいろ面倒。一年間は持つ、とマニュアルに書いていたぞ。ちと早過ぎないかい。

■午後、「日経IT21」編集部のH氏とM氏来訪。小冊子の初校チェックだ。基本的にOKだが、少し暴れている表現箇所を訂正する作業が始まる。編集者は訂正すべき理由と訂正案を出し、ライターと次々に決定していく。

■日経BP社の編集者たちは元々、記者である。ビジネスや技術情報に関する正確な知識があり、しかるべき情報源の選択にも長けている。「日経IT21」編集部はその正統な流れを受け継いだ人たちが多い。打ち合わせは1時間ほどだったが、その内容は濃く、具体的で見事だった。珈琲を最初に配る先は彼らに決まり、気持ちよく持ち帰っていただいた。

■夕方、悪魔のささやきに大混乱。電話の向こうで「さば、入りましたよ」と言う。ニンマリ笑う女将の顔が浮かぶ。う〜む。その店の鯖は特別なのだ。めったに入らない代物。

■う〜む、昨夜も出かけてしまったし、迫り来る締め切りはさらに迫っているし、来訪予定の人から連絡もあるはず。このまま執筆を続けるか迷いに迷った末、断腸の思いで(ウソじゃない、と言えば言うほどウソに聞こえるか…)、女将の店にはせ参じることにした。その前に1本、電話を入れる。「緊急事態発生のため集合されたし」と。三十分後、集合した全員、仕事のことなど頭から吹っ飛んでしまう。

■女将は追い討ちをかける。豚肉のレアステーキ、どうです? ご冗談を、殺す気ですか…。女将は肉の塊を目の前に出す。どうです? 豚肉なのに身が赤い。熟成させているという。普通だったら腐ってるはずだが、特殊な育て方をしているらしい。果たして脂身も美味で、まったくもって常識をひっくり返されてしまった。参りました、と尻尾を巻いて店を辞す。

■朝まで執筆。他にやるべきことはない。

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