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2002年3月11日(月) 9.11から半年か…


白木蓮のつぼみ

●木蓮の花たちは、みな天に向かって咲く●

■昔、

英語を真面目に勉強していた頃、政治と宗教をテーマに議論することが多かった。天皇制は是か非か、日本の民主主義は衆愚政治か否か、宗教の旗の下に平和は実現するや否や、などなど、英語を使ってディベートをするには格好の材料だったからだ。当時も、アフガニスタンが問題になった。ソ連侵攻は是か非か議論した覚えがある。九州なまりの朴とつとした日本語しかしゃべれない者も、政治や宗教を英語で語るときは饒舌になった。相手を打ち負かしたいがために、政治や宗教の勉強を必死でやり、その方面のターム(専門用語)を仕入れた。アメリカで成功した人は語彙が豊富だった、という統計もある。重要なタームを知らぬと、それだけで負けを宣告されたも同然だった…。

■最近、

政治と宗教の話を人とすることは、極力、避けてきた。話し始めたら話が尽きなくなるからだ。しかし、習慣とは恐ろしいもので、人と話をしなくても、新聞やウェブページを丹念に読み、自分とは話をしていた。この半年、筆がなかなか進まないのは、あの9.11の事件がきっかけだ。あれ以降の大国の動きには失望するばかり…。

かつて石油会社に共同出資した者どおしが、周りを巻き込んで殺し合いをしている。在庫処分でもしているのか、と思われてもしょうがない無差別爆撃。地道に積み上げてきた国家利益を、コンピュータを使ったマネーゲームで一瞬のうちに吸い上げ、他国を国家ごと破産させる手口。グローバリゼーションの実態は、知らぬ者が知らぬうちに流した汗と注いだ努力を吸い取られる仕組みなのか。タームを知らぬと負けなのか。そんな馬鹿な話はないだろう。冬季五輪も酷かった。大国のエゴと怯えが露見して醜かった。その大国が牛耳るコンピュータと、いったいどう付き合っていけばいいのか…。

コンピュータに関する情報をやさしく説くことが、うちの仕事。十代の頃にコンピュータの洗礼を受け、そのアルゴリズムによって開かれた世界は素晴らしかった。その可能性と広がりはこれからも続く。期待している。コンピュータが好きなのだ。悪しき方向に使われるのは釈然としない。グローバリゼーションの片棒を“安易に”担いではいかん、という思いが募る。

これから新しくこの世界に入ってくる人たちに対して、“ちゃんとしたメッセージ”を送らねばならん、と試行錯誤が続く。

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