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■東京の天気:雨後曇/最高気温:26.5℃-/最低気温:21.8℃-/湿度:78%-
■気圧が低い日は寝不足に限る。ただし、作業はできない。納期から換算してクライアントから動きがあると思っていた仕事が動かず、今日は急いた執筆とならなかった。不幸中の幸いというもの。こんな日は作業にならないが、じっとして読書にふけったり、イメージを膨らませて企画を練るには絶好の日となる。考える以外にできることがないからだ。ボーッとしているときは、ボンヤリしているのでなく、あることに集中しているときなのだ。
■午後二時、イラストレーターの沼田育美嬢が打ち合わせで来訪。スタッフの鈴木からあれこれと依頼す。沼田嬢が描くイラストは、派手目に見える彼女とは異なり、きっちりと正確。描いて欲しかった書籍を、私が二冊も棚上げにしていることを謝る。
■三池崇史監督のバイオレンス映画に出てくる田口トモロウは、臆病で残酷で情けない殺し屋。映画「うなぎ」(今村昌平監督)で演じたチンピラ実業家は、嫌らしさ丸出しで彼にはうってつけの役だった。セックスシーンでは清水美砂が本当に感じてしまったって噂もある。そんな迫真の演技をする、どうしようもなく気になる好きな役者だ。「プロジェクトX」での穏やかなナレーションとのギャップがはなはだしいのも、また彼の魅力だ。
■彼は夜に放送されたTVドラマ『私立探偵 濱マイク』に出演した。影の主役として。あの三池崇史監督が撮ったバイオレンス映画に出てくる彼がそこにいた。彼の狂気や格好よさを知らない視聴者には、チビのクセしてな〜に格好つけてんだ、と思われても仕方ないほど、彼は特別扱いされていた気がする。実のところはシャレ効いていて面白かった。
■『私立探偵 濱マイク』は来週で最終回らしいが、終わるのが早過ぎる。制作する側は大変なのだろう。毎回、映画1本分の濃さがある。それを1時間に短縮しているものだから、かえって中味が詰まり過ぎたり、物語の展開が中途半端になったり、ゲスト出演する役者の個性を出し切れなかったりする。脇役を固める役者たちも役にはまって心地よさそうだ。阿部サダオは相変わらずいい味出してるし、もう少し続けてほしい。ただ、ドンパチが激しすぎるのはTV向けなのか、マイクらしくなく、いただけない。
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