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2002年12月3日(火) カレンダー最終データ入校


●考えを広げるツールのひとつ。太字の鉛筆●

■カレンダーを印刷するための最終データがやっと完成。MO2枚を図書印刷の山本氏に手渡し、入校を完了す。

■色は本当に微妙だ。■完璧に近いカラーマッチングされた環境であっても、印刷された画像とディスプレイで見る画像とは、違った印象になる。ほんの数パーセントの誤差が、違った印象を与えてしまう。■反射する光と透過する光の違いだけでなく、紙の色や材質にも左右される。印刷会社が使う印刷機のクセもある。ある程度は予測できるが、やはり、出力してみなければ分からない。

■最初の出力紙には驚いた。■マゼンタ(赤)とブラック(黒)が強すぎて、黒ずんで見えたからだ。これは紙質の問題だけじゃない、と直感す。■マット系の紙はインキをよく吸うため、色が沈んで見える。また、紙自体も少し黄色味を帯びた紙質。それを見越してそれなりに、画像を明るくしたのだが、それだけではどうも済まないことがあるらしい。■そこで、印刷会社の担当者に「サンプルどおりになるように、マゼンタとブラックのインキを少し薄くしてください」と依頼した。

■しかし、担当者は言った。「データ自体を修正していただくのが、一番確実なんですが…」■使っている画像の数も160点近く。データ修正を印刷会社に依頼すると、とんでもない料金になってしまう。■また、相手に任せてしまっては意味がない。こちらで調整しなければ、色調整に関するノウハウは蓄積しないからだ。

■カレンダー各月のページには、大きな画像1枚と小さなコマ撮り12枚の、合計13枚の画像を貼り付けてある。表紙に1枚の画像を含め、合計で157枚になる。■そのすべての画像に色調補正を施し、インキの色(CMYK)の度合いを明るめに調整して分版した。■やはり大変な作業となった。画像を明るく見せるには、画像の状態によってコントラストやトーンカーブ、レベル補正、カラーバランス、彩度調整といった色調の補正方法を使い分ける必要がある。そして、すべての画像の調子が統一されていなければならない。■先送りにしなければならない不明な点も残ったが、問題はほぼ解決した。

■印刷会社の対応もよかった。データを渡すと、翌々日には出力紙を見せてくれた。担当者はその都度来訪し、相談に乗ってくれた。■最初のデータを渡してから一週間の間に、出力紙を2度チェックし、最終データを完成させることができた。■カレンダーの大きさはB4サイズ。表紙を付けて13枚。500部刷って上部を綴じる形式。印刷会社にとっては小さな仕事である。手間ひま惜しまない細かい対応に感謝したい。

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