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2003年1月9日(木) 元気が一番


●光と陰のコントラストが視線を動かし憂鬱を吹き飛ばす (グエル公園入口横の売店)●

■はがれた差し歯を握り締め、朝いちで近くの歯医者『笹本歯科』に行く。南青山では最も長く開業しているらしい。老歯科医が一人で切り盛りしている。一部の人たちの間では名医として有名だ。南青山事情に詳しいAR菊池氏に紹介してもらったのだった。
■今日が初日。レントゲンを撮らない。麻酔をかけない。痛まない。近代的な設備もない。ゆっくり話ながらの治療。正月早々にはがれた差し歯は九日ぶりに元に戻る。次回の治療は15日。
■歯科医の優劣はすぐには分からないが、手が器用かどうかはすぐ分かる。しかし、これほど雑然とした診療室を見たことがない。整頓はしないが整理が完璧な情報の達人はいる。字が達筆な人に天才はいない。てらいのない医者は天才かもしれない。

■午後、イラストレーターの沼田育美嬢来訪。書籍の意図を説明し、描くべきイラストをピックアップし、今後のスケジュールを確認す。沼ちゃん、お肌ピチピチで元気そう。元気になると、突っ込み激しくプリプリ怒りんぼに変身する良い性格。“カニ、カニ、カニ”と叫びながら帰っていった。蟹を食べに行くかい?

■著者からのチェック原稿第二弾到着。うなる。一冊目の編集ジョブが一段落したのは、翌朝の8時だった。

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