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1月1日(土) 少年と旅をする夢を見た
原稿を1本書き終え、夕方、中央道を飛ばして相模湖の知人宅へ向かう。エンジンから発するシルキーなうなり音だけに耳を澄まして飛ばす。うっかりパトカーを追い越したが見逃してくれた。無茶な走りではなかったし「初日の出暴走」を取り締まることで公安も忙しかったようだ。検問所が数箇所あり取締り厳重。夜、非番の警察官宅で飲みつぶれる。
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1月2日(日) 遊ぶ子供に励まされ
昼間一日中相模湖に集まってきた子供たちと遊んだ。橋本にある「アイ・ワールド」なる安売り店への行き帰り、知人の運転技術に舌を巻く。メリハリの利いたハンドルさばき、狭いスペースへのすばやい車庫入れ、割り込みのテクニック、混んだ道の抜け方。ふだんからパトカー乗ってるやつは違う。かなり飛ばしていたはずだが助手席でウトウトといい気分。夜、高速道路の混乱を押さえ込んだ当局の努力に敬意を表し、中央道をぶっ飛ばして帰宅する。朝まで絵を描く。コロニア・グエル教会の画像データを整理しホームページにアップした。
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1月3日(月) 生を見る
一日瞑想にひたる。何度も同じ木を描く。何度も同じことについて考えて書く。見えないモノが見えてくるまで自分なりの表現をさがす。生命感を与えるモノを見る。モノのいわれなどどうでもいいこと。今年は生のモノを見て歩く。解説、デジタル、メール、バーチャルは単なる補助。今年は生の作品と生の人に会うために、生命感を与えるモノを造るために外に出る。
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1月4日(火) 海の上のピアニスト/M.スタイプ(R.E.M.)40歳
徹夜明けで銀座へ。マリオンで映画「海の上のピアニスト」を観る。「88個の鍵盤の中であればぼくには無限が見える」とピアニストは言った……。何のためにピアノを弾くのか、何のために生きるのか。大ヒットするには重過ぎるテーマかもしれない。日本だと企画段階でボツかな? しかし、上映後すぐに席を立つ人は少なかった。モノ造りをする人間には特に胸に突き刺さる。
切らしていた凍頂(トンチン)烏龍茶をすずらん通り『マリアージュフレール』でゲット。豊富なバリエーションを誇るフランスの紅茶店で、台湾式とは異なった烏龍茶の立て方をアドバイスされたが、結果は渋みが強過ぎる気がする。味わい方が違うのだろう。やはり餅は餅屋だ。赤い絨毯を階段に敷き詰めた喫茶店『薔薇屋』は珍しく混んでいた。銀座はまだ正月モード。
夜、少年と旅をする夢から覚めて高速を飛ばし、バカラのグラスから命の水を注ぎ込み、友人たちからの電話に眠気が飛び、キーボードを頭がしびれるまでたたいて眠る。
いい味出していた友人のHPが復活。がんばれ!
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1月5日(水) 仕事始め
整頓しないことにした。不要なものはほおっておく。必要なものだけを手元に持ってきてさっさとやればそれでよし。仕事場に積み上げられた本の山を見ていたら、並べ替えたりしないほうがかえって頭の中は整理できると気が付いた。パソコンとシステム手帳があればこと足りる。今日は一歩も外へ出ないで執筆にあたる。打ち合わせするぞ、の電話が3本。少しずつ動き始めたようだ。
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1月6日(木) 仕事動く
仕事の始まりは突然やってくる。待って待って待ちくたびれかけようとしても、それでもあきらめないで待ち続け、待っていることさえ忘れかけていたそんなある日、相手から突然仕事の依頼が来るときがある。送り続けてきた気持ちが通じるときがある。今日はそんな日だった。二年近く待った朝は特別な気がした。通じたい相手に対する気持ちは結果がどうであれ、とにかく切らさないでいたいと再確認した。偶然は重なるのだろうか。夕方もうひとりから電話が……。数年ぶりで仕事を再開することに。新年早々、なんとも嬉しい話が重なったものだ。
雑誌連載の内容を電話で打ち合わせ中に声変わり?した。風邪らしい。「引いた瞬間に立ち会っちゃたわね」と編集者は笑いながら心配していた。風邪ぎみなくせして徹夜した。馬鹿モノだ。
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1月7日(金) 仕事決まる
徹夜明け。一気に仕事は進んだが体調はヤバイ。朝風呂とヨガでなんとかごまかして午後、素敵な本が届いてるよ、との知らせで青山オフィスへ。「インフォメーション・グラフィックス」はまだアメリカが強いなと実感。翻訳して制作するまで二ヶ月〜三ヶ月というところか。陽は差してないのに湿っぽく春のように暖かい外気。熱っぽい体調にはベスト。今日は冬じゃなかった。
S出版を数年ぶりに訪問。駆け出しだったT嬢は編集部を引っ張るT氏へと変貌していた。積もる話に熱くなる。HP関連書籍を1冊書くことに決定。次の話は別の機会にしよう。アツアツのうどんを食べて薬を飲みN出版局へ。どっかで見たシリーズ企画が進行していた。う〜ん、なんだかなあ。ライターのラインアップには疑問を感じたが、編集者に意気を感じたし、ライターが化けることを期待し、1冊だけ制作編集させていただくことに決定。執筆は断念。会議はズルズルと深夜まで。弁当が出てまた食らう。また薬を飲みほぼラリッタまま帰宅。
玄関入ってそのままベッドに倒れ込む。寒気に布団をかぶりまくり、寝汗を二度かいて着替えたら急に布団が重く感じた。風邪は直ったらしい。翌朝は早朝から絶好調。基礎体力のある自分の体に感謝した。
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1月8日(土) 失念期間に突入か
読みたかった本をめくり、インストールを忘れていたアプリケーションをセットアップし、四半期の事業計画を練り、寒けがぶり返したにもかかわらず表参道まで車を飛ばして人間観察にいったり、早朝からお腹がペコペコになるまで自室で一人遊びして中華粥をつくって食べたり、友人と電話したり、夕方ウトウトしたり…。多くの時間をつかってしまうそんな日常的出来事は、なぜすぐに忘れてしまうのだろう?
きみは心にも体にも時限爆弾をかかえているという意識が強すぎないかい? と自問する。そばに寄り添っていたいと願う人がいても、自分のなかに逃げ込む人。自分のことで精一杯の人。気まぐれな人。正常な人間であれば自分に都合の悪いことは自動的に忘れる。物事を複雑に考えない人間臭い人がわたしは好きだ。と、支離滅裂に言葉を並べてみる。
楽しくても自分を追い込んでちょっと辛い思いをするモノ造り。その前後に何をしていたのか忘れてしまう期間がある。計画したアイテムを忘れるのでなく、そのディテールをその日に思いだせなくなるのだ。隠したネタで周りが発酵するのを待っているのかもしれない。いちど忘れないと発酵はしてくれない。記憶のメカニズム力はいろいろあっていいはず、などと自己弁護する。長くは続かない失念期間に入ると、ついつい夜を明かしてしまう。
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1月9日(日) 失念期間に突入
徹夜明け。五分の一の確立で友人たちに電話がつながった。みな外出らしい。つながった相手とも電話で何を話したものやら覚えていない。夜と昼が逆転した。というより、眠くなると寝る。気ままな一人暮らしの合宿生活とはいえ会社の業務中は眠ってはいられないので、世の中が回転し始める11日までに生活をシフトしておこう。
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1月10日(月) 春めいた成人の日に焼く肉を食らう
徹夜明け。午後、たばこを買いに出て後頭部に当たる日差し強くマフラーをとる。夕方、ワタリウム美術館のそばで鈴木と焼き肉を食らう。神宮には『外苑』という芸能人御用達の焼肉屋があるが今夜は『第一神宮』で。こちらのほうが青山っぽい。上質で小ぶり。ご飯もの、麺類が二分の一、四分の一と指定できるのが女性に人気。ロースが安価で絶品。カルビの『外苑』、ロースの『第一神宮』といえるかな。
スウェーデンの製本屋『ORDNING&REDA』で緑色の円形マウスパッドと木製円筒ペン立て、ブラックのペーパーフォルダを購入。店員と話をしていたら、これから何度もお世話になりそうな予感あり。
一気に疲れが出たのか青山オフィスで打ち合わせ直後に爆睡。人様の住まいやオフィスでなぜかよく眠る悪い癖。三連休最後の夜。青山の夜空に叫び声を上げる若者や爆走する車のクラクションが何度か聞こえてきたが、しっかりと朝まで眠らせていただいた。
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1月11日(火) 同時進行は10本
早朝の青山。野菜たっぷりのモーニングサービスを始めたばかりの『PRONTO』は青山オフィスのすぐ隣。朝食をとり、ガラガラの下り電車に座って世田谷オフィスへ。動いている仕事を数えたら連載3本以外に7本あった。5月までにあと2本の企画を形にしたい。社内スタッフ2名では本数だけ見ると多そうだが、そうではない。昨年の夏から秋にかけてまったく集中できなかったが、ここにきて以前のペースに戻っただけ。今日、N社のS氏から何やら始めたい旨の話があった。来週月曜日に企画会議。面白くなりそう。
今週末から新年会が相次ぐので、今日と明日は執筆に集中。機関銃のようにキーボードをたたく日々。
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1月12日(水) 冬だ、雪だ。寒いぞ
今日は真面目にお仕事。明日は昼間から新年会。今夜は雪にならず雨のままでありますように、アーメン。アア、おやじギャグ。じゃ、もう一発。こんな日のキャバレーはねらい目。客が少ないのでモテモテさ。さにあらず、マダムは元を取ろうと鴨を待っている。カモン、カモンってか! わたしは行かないけど。
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1月13日(木) 雨の渋谷で昼間の宴
早起きして連載記事を1本書き渋谷へ急ぐ。9Fがピンサロの5Fに『ラージ・マハール』はある。同じ名前の店は新宿と六本木のほうが有名。ランチタイム前に乗ったエレベータで早々と9Fにお出ましの背広姿あり。名物のスペシャル・ランチは夜までインドゲップに悩まされるほどボリュームあり。三日分食った。われら6人がビールで祝杯を上げる横にできていた待ち行列。とおっっっても人気のあるお店で昼間から宴会とは迷惑千番であったかも。
寝坊して来なかった竹右衛門には×ゲームを科すぞ。ハハ。ランチタイムの宴で破裂しそうな腹を抱えて笑い転げ、最近テーブルがカラフルになってしまったベトナム珈琲店でクールダウンしたあと、隣りの東急ハンズやレコード屋、打ち合わせ、ちょっと歩いて本のラインアップが豊富なブックワンとかに流れ解散。3冊ゲット。
オフィスに戻ると留守電とメールの山。フー。ゲップをしながら仕事する幸せな日。
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1月14日(金) 夜は宴 (二子玉川園)
平等に与えれたチャンスを生かす才能は平等に賦与されていない。選ばれぬ者には数倍の努力と気まぐれな運を味方につける余地しかないのか? ま、お気楽にいきましょう。
徹夜明け。シンドくて午前中眠る。朝までに仕上げていた雑誌記事は、圧縮した2メガの画像を添付して午後いちのメールで送付。明治屋のイチゴジャムをRITZにサンドしてホットミルクで3枚食べ掃除とゴミ捨て。洗濯、乾燥しながら風呂で本を読む。やっと戻ってきた読書スピード。加速度を増して回転し始めた頭脳と感覚に、読むスピードがまだ追いついてこない。でも、もう少しで元に戻りうな予感あり。
隣の部屋で一日中つけっぱなしの35インチのテレビ。流しっぱなしのWOWWOWやBSで映画を2本くらい毎日つまみ観る。マスターベーションのように繰り返し流す仕事部屋のサウンドは“ブリリャントグリーン”。クールな“Mister
Moon” (Goodbye and Good Luck)を軸に3枚のアルバムをリピートして数日たつ。次は…? Cream、U2、Cranad、Enigma、America、CCR、Rolling
Stones、センチメンタル・バス? たまにはBeatlesとかシャンソン、ホーボエ協奏曲やチェンバロ主体のバロック音楽も繰り返し聴くにはいい。
午後5時半。二子玉川園に「それゆけ!ビジュアルベーシック」の著者高橋麻奈さんを迎える。世田谷オフィスまで愛車でお連れする。鈴木に活けてもらった玄関の花で出迎え、一時間ほど話をする。ソフトバンクから近日発売されるSQL言語の新刊本を見せてもらう。二十台半ばにして4冊目の執筆。それもどれをとっても仕上がりがいい。味のあるイラストも描く。麻奈さんを見ていると、才能は不公平に偏って与えらるものだと実感せざるをえない。病弱な母親の世話と家事をやっていたという高校生の頃。そして赤門の学生時代には会計士の試験にも受かってるし、ゲームを独学でプログラムして作って遊んでいるし、料理好きのダンナさんもいるし、でも普通に話のできる普通の人。
午後7時。ニコタマにおりて、噂のベトナム料理店“giang's”(ジャンズ)で宴を持つ。旨い、安い、丁寧、うるさくない。ただし予約しないと待たされる。居心地がいいのは店主の人柄だ。ベトナム難民だったというが成功してほしい。せっかく奥さんがジャンズの場所と連絡先をFAXで教えてくれたのに、校了日が一日延びて来れなかった編集者のT氏本人。残念でしたね。
午後9時お開き。一時間後、風呂に浸かったあと気絶するように眠る。今週は刺激が強すぎたのか? 頭が回転し始めた前兆か? 単なる寝不足か? インドやベトナムの薬膳で体が癒されたのかもしれない。
気になっているクリエーターたち、天才バカボンY氏にもギャンブラーK氏にもプログラマーT氏にも、そして麻奈さんにも共通していることは、対象に怖気づかない勇気があることと、気負いがないこと。かれらの肩には力が入ってない。いつも遊んでいる。
友人が教えてくれた回転寿司占いでは「ウニ人間」と出た。占いって気晴らしになっていいね。明日からは書籍の執筆中心にシフトする。
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1月15日(土) 失念期間続行中
動き出した時間はもう止まらない。誰にも邪魔されたくない今日この頃。
週末、まだ醒めきらない怪物の朝は、マノアから渋谷まで車で10分。用賀から渋谷までなんて、首都高速がスッコ〜ンとすいていれば、それくらいの距離だ。混雑の怪物に押しつぶされると、渋谷「根津美術館」は箱根「彫刻の森美術館」より遠くなる。徒歩と車、電車を使い分けて時間と空間の次元を変えて遊ぶ。今朝は表参道「紀ノ國屋」の駐車場に車を預け「アンデルセン」の二階でフルーツ&ヨーグルトを添えてブランチ。一時間後、博多ラーメン用にもやしとネギ、ほかにオレンジ・グレープフルーツ・ハムなどを紀ノ國屋で買ってマノアへ向かう。
が、表参道交差点で拾った助手席に乗せた仮想の少年が首都高速を降りたくないと言う。そのまま東名高速へ突っ込んでシルキーサウンドのエンジン音に酔う。雲と霧に覆われて何も見えない乙女峠に停車し、ソフィ
カルの悲しみを想う。本を読む。仕事を進める。何時の間にか少年は消えていた。
夜中、閉店間際の焼肉ジュウジュウに一人で駆け込みハラミと石焼ビビンバを食らう。キーボードを打っていたら机の上で眠っていた。仕事のアイテムはそれなりにこなしているようだが、何をやっていたのか定かでない。今日もブリリャント・グリーンにお世話になった。
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1月16日(日) 夜は宴 (西大島)
行動すれば周りも動く。やっと以前のペースに戻ってきた。
朝6時に目が覚め、そのまま午前中は執筆に集中する。風呂で雑誌を一冊読む。
午後、モヤシとネギをごま油でたっぷり炒めてとったスープに細麺の博多ラーメンを浮かべ、焼き豚を三切れのせて食らう。あと6食分残っている。女子駅伝で郷里の長崎が初優勝。
曇天の午後4時、マフラーを巻いて外出。西大島へ。明日から人間ドックに入る食通のT氏に西大島銀座通りにある寿司屋『與兵衛』(よへえ)へ誘われた。噂の味は本物。5人で9時まで遊んで解散。小雨のなか午後11時帰社。HPのチェック。明日の夕方からハシゴする3つの編集会議に備え書類をそろえて横になったが、なぜか悲しくて嬉しくて泣けてしまった。センチメンタルに浸っている暇はない。次に進むしかない。
収集したガウディ関連資料を本格的に整理し始めた。ガウディの設計手法を理解する入門書として定評の高い「ガウディのフニクラ」(INAX出版)を再読。厳選された情報がわかりやすく解説された安価な良書だ。
日曜日だが仕事も動いた。書籍編集2冊、ムック編集1冊の依頼あり。さらに4年前に頓挫していた書籍2冊の執筆がリスタートすることになった。これで5月までの予定が一応埋まる。ライターM氏へ依頼できる仕事がまだ見つからないのが辛い。
朝まで飲み続け酔いつぶれて眠る。
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1月17日(月) 雨の日に企画会議三連発、夜は宴
(赤坂)
Webサイト構築を請け負っている業者を「アイビルダー」と呼ぶらしい。米国でNo.1のアイビルダーはIBM、No.2はアンダーセンコンサルティングと聞いたが、意外だと思うのは私だけかな? アイビルダーという意味を誤解してるのかな? インターネット環境を構築している企業という意味かもしれない。
午後4時、永田町の日経BP本社で企画会議。いける! いけてる雑誌だ!
午後6時、N出版局。執筆者として会議に出席。30分で目次構成を確定して終了。
午後7時、編集者として新シリーズの執筆者と顔合わせ。赤プリで会食。
午後10時、帰社。
日曜日の夜は結局、飲み潰れることができず起き出して本を読みふけり、一睡もできないまま月曜日を乗り切るハメに。一日に何回か襲ってきた睡魔には半眼と複式呼吸でかわし、よく読みよく書き、よく考えよく話す。午前二時就寝。お疲れ!
あの雑誌、早く創刊してほしい。50%の狙いで人と情報が集まれば、最初から欲張らないほうがブレイクする可能性が高いと思う。日経クリックの創刊前を思い出す。「わしらがメジャーなのよ。メインフローをつくろう」なんて、何もないのに、始める不安いっぱいの顔で力強く吠えていたS氏。今回も面白くなってきた。アイデアだったらいくらでも出し末世。不安なのは、かえって条件が揃い過ぎていること。まだ、何かあるはず……ま、今年の楽しみがひとつ増えたことに変わりはない。
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1月18日(火) オフィスワークの日
お金にはみんな興味があるんだなあ、と実感した。貯蓄や資金運用のサイトはあまたあるが、企業より個人で運営しているほうが圧倒的に面白い。「FP総研」や「かぶこーネット」ではアクセス数が400万件を超え増え続けている。個人サイトとしては二桁違いのアクセス数。アドバイスに従ってちょこっと計算するだけで、今まで銀行が口をつぐんでいた現状がわかる。ガク然とした。金融機関にだまされてきた気がするが、それは逆で、自分で調査しなかったことが問題。自己責任の時代が始まっている。
今日はマノアから一歩も出ずにひたすら執筆。Windows
2000の動作検証、購入してきた関連雑誌数冊、関連サイトをチェック。連載記事のネタ収集のため、貯蓄・資金運用サイトでシミュレーションして遊ぶ。
先週末から続いていた夜の宴に疲れたのか、動き出したWeb関連企画の爆発に頭が切れたのか、作り過ぎたキャベツステーキのベーコンからにじみ出た塩気と油に体が追いつけなかったのか、単なる睡眠不足なのか、午後10時前にベッドで友人と電話中に眠ってしまう。すまん。
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1月19日(水) No.1にはNo.1たる理由がある
日経パソコンは直販誌として圧倒的な発行部数を誇る。市販誌としては、日経クリックが創刊以来4年間、No.1の位置を占めてきたが、昨年末、その座を日経PC21に奪われてしまった。日経クリックと日経PC21の表現手法は対極に位置する。乱暴な言い方をすると、情報誌とマニュアルの違いだ。前者は多くの外部ライターを使い、後者では内部の記者がほとんどの記事を書いている。
2誌の発行部数が逆転した背景には、パソコンのメインユーザーの移り変わりが如実に反映されている。逆の言い方をすると、ニーズの振り子が逆に動くと、今度は日経クリックの発行部数が増加するという仕組みなのだ。日経BP社は読者を丸がかえして離さないとんでもないマーケティングをしている、のかもしれない。エロスとタナトスという両極端の世界を知っている気がする。ちなみにその発行部数競争は現在のところ公称25万部前後だが、もっとレベルは高くなるだろう。店頭販売での売上や広告収入を単純計算すると、とんでもない収益が見込まれる。ニーズに合った情報を提供するだけでなく、そのニーズを作り出していく力を持っている雑誌と言えるだろう。そうでなければ雑誌の存在価値はない。
この三年で日経PC21の表現手法は確立し、新たに「日経PCビギナーズ21」という姉妹誌が軌道に乗っている。外部ライターを多数起用しても、いったん確立した手法に揺らぎはない。順調に発行部数を伸ばしている。当然のことながら、これまで蓄積してきた情報をWeb上に展開したり、メールサービスを始めるという発想が生まれても不思議はない。
今日は早朝から執筆に集中した。夕方、社長特別賞に輝いた日経PC21の祝賀パーティに初めて呼ばれて出席。日経クリックが主催するパーティとはまた一味違うものがある。以前からお会いしたかったアレフ・ゼロのアートディレクターと話ができたのも収穫だった。制作する姿勢が弊社とよく似ている鱒(ます)工房のH氏と喜一郎氏のひと癖もふた癖もある話が楽しかった。
モノ造りはデザインだけで成り立っているわけでないことを痛感した。個人のオリジナリティが反映されるのがデザインで、制作は誰でもできると思っている人たちはモノ造りをわかっていない。アレフ・ゼロと鱒工房が日経PC21では共に“裏番”と呼ばれていることを知るべきだろう。目先のカッコよさだけに左右されるデザインは素人のデザイン。誰でもできるデザインであって、モノ造りを甘くみてる初心者の幻想にすぎない。なんてね。
渋谷のビットシティを仕切る女傑I氏、アートディレクターK女史、通訳・翻訳の世界からパソコンの世界に参入してきたK女史、SOHOによるライターネットワークを主催するM女史。若くて元気な女性がたくさんいた。私はおやじ風を吹かせて、いろんな注文をつけて楽しませてもらった。20代(も少し上の人もいたかな?)という彼女たちの活躍に期待したい。
今夜は楽しい話ができた。オフィスに戻ると、しょうもないゴタゴタと低レベルな人間関係から開放され、自分自身の世界に思いと時間を集中できた。今日の宴は実り多かった。弊社が執筆している記事の担当記者である飯村氏、笹本氏、副編の高山氏、大塚氏、田中氏。編集長の加藤氏、佐伯氏。そして編集部のみなさん、とっても素敵な宴をありがとうございました。
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1月20日(木) ルナティックな日
夕方まで執筆に打ち込む。
満月の行く手を塞いでいたオリオン座の三ツ星をつかみ、大声を張り上げて夜空を駆け抜けていく少年の夢を見た。集中力が増してきた証かもしれない。
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1月21日(金) 寒い…燃料切れたら小休止
今年初めてご飯を炊いた。研いだ三合の米をザルで乾かし、ガス釜で一気に炊き上げ、おひつに移す。鯖の味噌煮に白菜の漬物、ネギをたっぷり入れた豆腐の味噌汁。差し込む寒い朝日のダイニングで、アツアツご飯に卵をかけてちょっと塩の効いた胡麻風味の朝鮮ノリで包んで食べる。うんみゃい!
Windows
2000が動作する環境作りにはまる。原稿は進まなかったが、ネットワーク構築の難しさと面白さを体験した。資金運用サイトを巡り、Web作成ソフトをいじり回し、PhotoshopやIllustratorのお勉強を終え、いざ執筆、というところで昼間からダウン。二時間ほど仮眠をとる。
夕刻、一年間ちょっと連載してきた記事を本にしたい、という連絡あり。快諾した。ありがたい。感謝知らずの人たちとは今後一切のお付き合いしないことに決めた。大切にすべき人をもっと大事にするために、時間と労力を惜しみなく使いたい今日この頃。
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1月22日(土) 朋あり遠方より来る。ARから十干へ
徹夜明け(まただ、いかんなあ)。午後3時半、南青山にあるデザイン事務所AR(アイアール)で、名古屋で活躍している一ヶ月リフレッシュ休暇中という羨ましいデザイナーT氏と、ARまで徒歩5分の住人である鈴木と待ち合わせる。コンタクトレンズにしてイメージがガランと変わってしまった木田橋女史に迎えられ、菊池氏と企画会議。Webの世界とどう付き合っていくかの解答はひとつではありえないが、そのひとつが見えたかもしれない。帰りしな、「一時期は私もしんどかったんですけどねえ」と、これから一年間かなりハードな仕事をひかえ、体調を崩していた湯浅女史も元気な顔を見せてくれた。訪問者一同ホッと胸をなでおろしたが、まだ本調子ではない気がした。
菊池氏の机の上に、かなり使い込んだ痕跡が見える円形マウスパッドが置いてあった。先日『ORDNING&REDA』で私も購入したばかりのグリーンのものだ。ホワイトとブルーなど、色違いのものがスタッフの机に……。「四ヶ月前にホワイトが大量に入ったんでね」という彼の言葉に、嬉しいやら悔しいやら。鈴木はARにある椅子が気に入り六本木で先日チャッカリと購入したらしい。
菊池氏をそのまま拉致して(笑)宴会へ。『十干』(じっかん)という和食の店だ。少しずつ手のこんだすべて小ぶりの料理。畳の座敷で値段は一流。いかにも小料理屋といった風情。イラストレーター、編集者、デザイナー、ライター、赤ん坊を加えた九人が解散したのは、午後九時過ぎだった。タクシーで帰宅し歯磨きした後の記憶がない。ベッドで気絶したもよう。
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1月23日(日) 月曜日は締め切り。ポカポカ暖かい
朝から絶好調。しかし、明日、雑誌の連載記事を4本提出せなアカンのに、Windows
2000のインストールとネットワーク構築に一日中翻弄される。トラブったわけではないが、条件をいろいろと変えて実験していると、リスタートしてジッと待っていたり、わけのわからん現象を調査するために時間がとられるのは面白くない。ダラダラとした時の流れほどヤなものはない。お陰でマシン1台分倹約できたし、書籍を書くためには必要な調査なのだが、いつの間にか外は暗くなってしまった。鈴木という強力な助っ人をしても難物だった。彼女にも時間をとらせた。スマン。
パソコンに遊ばれてしまい気分悪かったのでニコタマでウナギをおごる。鈴木は表参道へ、私はマノアに戻る。気分直しにアラーキーのドキュメントビデオを観て、本棚でつまみ読みして、やっと原稿に取りかかる。気分直しが長すぎる懲りない奴。いつものペースと言えばそれまでだが、お尻に火がつかないと仕上げにかからない悪い癖。直らないだろうなあ一生。まいっか。
三角倒立で意識を集中すると鼻がとおって気持ちよくなる。風邪も治ることがある。しかし、今日は顔の毛細血管が数箇所切れて赤くなり、目も少しかすんでしまった。急に無理な体操をすると体を痛めるので注意しましょう。ダイエットする気はなかったが、体重がとうとう55キロを切ってしまった。ただし健康そのもの。普通に生活していて20キロ以上のダイエットを短期間に達成できたとすると、その体験記を本にしたら売れるかもしれない(笑)。太りすぎていただけ、という話もある。
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1月24日(月) オフィス詰めの日。いきなり冬に逆戻り
なぜか乗らない日がある。情けないことに連載記事を1本、明日に回してもらった。気分悪い。電話がやたらと多くて集中力を欠いた、なんてウソ。表現することを楽しめなくて仕上げる気力がないだけ。風呂を三回沸かしても入らずじまい。そんな日だった。
どうしても気に入らないのがBMWのディーラーの態度だ。エンジンのシルキーサウンドに惚れて三年前に始まった付き合いだが、高級車のディーラーはなんか勘違いしているとしか思えない。現在乗っている車にはなんら文句はないが、次はVitzかスパシオにしてなぜ悪い。価格対性能比をどう評価しているのか疑問だ。気に入った車だったらそれでいいじゃないか。車を性能できっちり評価するアメリカ人のレクサス信仰をあのディーラーはどう考えてるんだろうか。ブルジョア志向をくすぐるような営業は金輪際やめてほしい。自分でドイツから輸入するルートを作って安価で売れないものかと本気で考えてしまう。腹立たしい、と思っているのは私だけだろうか。
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1月25日(火) オフィス探しとMdN。小雪も凍える青山あたり
「インタラクティブ・デザイン」という本を5年前に翻訳したとき、「インタラクティブ」という概念はまだ日本に定着していなかった。日本語にするかどうか、かなりモメた。適格な日本語が見つからず、インタラクティブはカタカナ語のまま一人歩きしている。著者のクレメント・モック氏が改訂版を執筆中らしい。イメージ豊かな人で翻訳者泣かせだ。初版では彼のイメージを満足に表現できず残念だった。改訂版ではその雪辱をどうしても果たしたい。出版が待ち遠しい。
本題はいつも10分程度で終わる話の早いMdNの猪俣氏。インフォメーション・グラフィックスに関する書籍を翻訳することになる。本題より数倍面白い彼の話がお会いするときの最大の楽しみ。今日もアメリカからどうしても買って帰りたかった屋外ストーブの話にあいた口がふさがらなかった。毎年パワーアップしてる気がする。制作には今まで聞いたこともない手法を使うが、それも楽しみ。
オフィス移転の準備中だが、なかなかいい物件にめぐり合えない。住所や間取り図はよくても実際に足を運ぶと、周囲のビルの状況や天井の高さ、建材の良し悪し、雰囲気など、気に入らないことが多い。三月にはオフィスを移転したいのだが……
凍える夜に名古屋のデザイナーからもらった手製の生ハムで野菜スープをつくり暖を取る。本日で連載記事の執筆が一段落。明日から書籍の執筆モードに入る。
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1月26日(水) 誰にも会わず執筆に専念。新オフィス探索中
不機嫌なのは満足に書けなかった連載記事があるからだ。担当編集者に余分な負担をかけてしまった。予定された機能を果たせないと面白くない。突然舞い込んだ沼ドンからのお馬鹿メールに救われる。サンキュ。書籍執筆モード初日だからオフィスに詰め、ちとマジに仕事を進めた。
今日からカザルスのチェロ(J. S. Bach suite No.4-No.6 for
cello unaccompanied)をボリューム上げて聴く。「ブエナ・ヴィスタ・ソシアル・クラブ」の話を作曲家の友人から聞いてライ・クーダー(Paris
Texas)を取り出す。Enigma(The Screen behind)、U2(ベスト版)、STING(Brand
New Day)を流す。三連装CDは便利だが生を聴きたくなった。忙しいときほどそうだ。間隙を縫ってその場限りの生演奏を聴きに、生の演技を観に行くと、ピンと張った意識の糸がブンブン揺れて太くなるからだ。「ブエナ・ヴィスタ・ソシアル・クラブ」は観たい。からみまくるタンゴの激しさもいい。
携帯電話の台数、中国、日本を抜き2位へ(今日の新聞)
JR東日本、ネットで注文した書籍を駅構内のコンビニで受け渡し好評
メリルリンチ最高益、コンパック黒字転換
ナブラチロワ殿堂入り
ヒンギス42分でサンチェスを一蹴、全豪準決勝へ
科学技術庁に再びハッカー
高島屋カード偽造被害相次ぎ30万枚再発行
ビッグバンが止まると宇宙は収縮を始め時間が逆に流れるという新学説
……
「ダーク
エスケイプ」 「ルル・オン・ザ・ブリッジ」(WOWOW)
人生なんてすべて幻想さ…… どちらも、そりゃないぜって終わり方をしてくれるわい。印象に残る映画だけどさ。
最近、東京12チャンネルの報道番組。企画が先行ってて面白い。
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1月27日(木) 冷え込み続く。愛車売却決定
三年前、目一杯好き勝手言った車をトヨタの営業マンが別のメーカーの中から掘り出してくれた。日本に一台だけあったBMW528iLの仕様。タンの皮革で統一したベージュの内装をダークグリーンの車体が包み、裏切ることのないエンジンのシルキーサウンドが夢心地にさせてくれた。ありがとう。きみのようなバランスの取れた名車を知らない。手放したら次の車なんて考えられない。ディーラーが持ってきたZ3の売り込み文句に興ざめする。いい加減にしろい! そんな商売、二三年のうちに淘汰されるぞ。三年前のトヨタマンの気概に報いて、次はVitzかレクサスか自転車か。いや、当分は青山から図書館と美術館と古書街とショットバーを、徒歩で過ごすことになるだろう。
連載記事リターンマッチ。満足できなかった連載を編集者が一日だけ書き直すチャンスを与えてくれた。感謝いっぱいの気持ちで夕方にアップする。なんとか一人歩きできるレベルになったようだ。来月末までに校了する書籍2冊の執筆も軌道に乗ってきた。やっと、あるがままにモノを見られるようになってきたのかもしれない。
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1月28日(金) 気が付くと陽が延びている
午後5時。外を見ると暗くない。陽が延びた。うっかりしていると、締め切りがヒタヒタと知らぬ間に近づいてくる。書籍Aの執筆進む。書籍Bは停滞。深夜、なぜか人、人、人で混雑する渋谷から代々木、新宿と街を駆け抜けクールダウンして眠る。
『バルセローナ』という名著を書かれた神吉敬三氏が故人だと知りショック。氏からパッションをいただき感謝している。
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1月29日(土) 最後の休日。夜はタンゴで遅刻する
夕方から友人に突然誘われてダンスリサイタルを観にいった。ネクストフォルムを予測できない上田遙氏の振り付けと演出。その実験に果敢に挑むダンサーたち。タンゴ、タンゴ、タンゴ。激しいからみに欠かせないバンドネオンの物悲しいサウンド。激しく呼吸して音を絞り出すあの小さなアコーディオンが官能的だった。円形劇場の奥でなく小松亮太バンドネオン楽団にはもっと近くで演奏してほしかった。足川欽也氏が腕を広げたとき、腕は肩甲骨から延びているものだ、と改めて認識した。パーツが組み合わさった全体でなく、体全体がひとつになったとき“優雅”な緊張感が舞台にあふれた。しかし、あのペラペラなテーマしか表現できない脚本はどうにかならんかな。ダンサーの顔ぶれとギャップがあり過ぎて人気落とすぜよ。楽屋となりのトイレでドウランを落としてた欽也さんとバッタリ。小柄で驚いた。
舞台が終わり話に興じていたら遅くなってしまい、ニコタマの駐車場から車を出せずじまい。翌朝取りに行くと割引してもらっても6千円也。アララ。今日で休日は終わり。明日から二ヶ月はほぼ毎日が締め切り日。でも毎日外出してナマモノに触れることを欠かしちゃいけない。
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1月30日(日) G4マシン設定
まだ眠気覚めやらぬ週末の青山紀ノ國屋に車を突っ込んで、オフィス候補を物色する。午後は土曜日に届いたMacintosh
G4マシンにデータをコピー。システムが変わるとフォントやいくつかのアプリケーションが動作しない。参った。夜は紀ノ國屋で買ってきたプリプリの生しいたけと葉っぱのヒダが美しい白菜をかき鍋に突っ込んで喰らう。削り節で出汁をとり豚バラともやしを効かせた隠し味と風味に有頂天。一週間ぶりにキシキシと手加減しないで米を研ぎ、おひつの中でキラキラ光る炊き上がったご飯をながめる。具がなくなった汁に三膳目のご飯を入れ食べ過ぎの刑。ああ、忙しいときにナニをやってんだか。でもちょこっとナイス。
一日のノルマを書き出したシステム手帳。黒い皮表紙を閉じながら青ざめる。ひとつずつひとつずつクリアすること。やれば終わる。と、慰める。原稿1本執筆。ヨッシャア!
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1月31日(月) 執筆ろう城には筑前煮
ちょっと朝から外出したすきに取引額が二番目の銀行から至急連絡をこう、との電話が三本留守電に入っていた。何事かと昼食前にさっそく電話を入れると、残高が不足しているのですぐに補填してもらいたいとのこと。メインバンクだったら一大事。しかし、変だ。月末は午後いちにいつも入金をしており、これまで問題はなかったはずだ。一体どうしたのか? と問うたが、不足していたのでお知らせした、としか言わない。これまでの慣例にもかかわらず、緊急事態とは解せないよ。担当者が午前中に処理したら引っかかったので、慣例を忘れて事務処理をしただけ。見え見えである。会社創立からこの十年、残高不足のような不手際は一度もない優良顧客に対して、少々軽率な対応ではないか。確認もしないでたかだか7万円ほどの額に銀行マンが三回も電話をよこして混乱させるなんて馬鹿げている。他にもっとやるべきことがあるだろう。なんて、ちょっと大げさだったかな(笑)。どの世界にも慌て者がいる。だから面白いのかもしれない。長くお付き合いしたいものだ。
突然故障してしまったステレオの三連装CDドライブに替わり、パソコンで音楽CDを聴くことになった。ステレオとは比較にならないが、音質は確実に向上している。
書籍執筆にどっぷり浸かり始めると、外出をひかえるために料理をよくする。今日は胡麻油を効かせた筑前煮を三日分作りろう城に備えた。根菜は体を温め体毒を排除する。夜は白菜の雑炊。
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