シーボルト・セミナーを聴講 1999年11月11日〜12日(二日間) |
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二日間のセミナー「Seybold Tokyo Seminar Publishing 99」に初めて聴講した。COMDEX/Japan'99と幕張メッセで同時開催。最前線で活躍するクリエイターからのメッセージは非常に価値ある内容であり、次回もぜひ参加したい。
中でも「ビジュアル・デベロップメント・イン・ストーリーテリング」と題したアメリカを拠点に活躍するCGIディレクター金子徳明氏の話は今後のデジタル技術のありかたを明確に示してくれた。天野喜孝氏のデザインをもとにしたアニメーション映画「1001 Nights」(千夜一夜物語)を企画当初よりデベロップメントに参画し、デジタル技術を駆使しアナログとの調和を保ちながら、6社のアニメーション制作会社を統括し、物語を効果的に伝える映像デザインに必要なテクニックをいかに選択したか、その成果を作品のデモンストレーションに沿った解説によって、今後のデジタル技術のありかたを明確に示してくれた。複数のアニメーターが独自に展開しているため、テイストの不統一感や、デジタルとアナログとの融合に対する解釈の違いが唐突な感触を与える部分はあるにしても、それを上回る説得力がある。従来のCGらしからぬ線画は「木を植えた男」を容易に連想させられる。セミナーで取り上げていた「1001 Nights」は12月18日にDVDタイトルとして発売される。
また、「デジタルデザインの神話力」と題した戸田ツトム氏のセミナーも攻撃的でモノ造りに対する示唆に富んでいた。彼は思い切ってパンツを下ろして自分のエディトリアル・デザインの秘密をチラリと見せてくれた。彼の魅力がどこからくるのか初めてわかった気がした。彼の勇気に敬意を表する。その内容は別の機会にまとめておきたい。
モデレータと呼ばれる司会者やプレゼンテーターとして多くの友人たちが参加していることも時の流れを感じさせた。11日夕方から深夜にまで及んだエムコンパーティでは思いがけない人と会うこともできた。カラーマッチングのエキスパートであるFlorian Kohler氏と英語で話をしたが、さび付いてしまっていた欧州言語のリズム感が久しぶりに体に戻ってきて新鮮だった。 |